精進場川の家

精進場川の家

【 第13回佐久地域建築文化賞 特別賞 】

所在地:長野県軽井沢町 / 用途:別荘 / 家族構成/40代家族 / 延床面積:391.39㎡(118.40坪) / 竣工:2014.05

都内在住の家族から依頼された、大きな別荘です。
垂直に立ちあがる周辺の樹々に対して、明るめの色彩で軽やかに水平を強調する伸びやかな屋根。そして景観色の板壁と重厚な石壁のリズミカルな組合せで構成した外壁が、建造物として際立たせることなく、自然景観との調和を試みています。

住宅の室構成とは異なり、非日常が求められる別荘建築の為、敷地東を流れる精進場川のせせらぎを室内へ届ける為、生活の主空間であるリビングを建物の東端の川辺へ配置し、そこから全体の室構成を展開しました。更に1.5mの地形の高低差を、ダイニング~リビング間においてのスキップフロアで吸収しつつ、建物ボリュームの調整と変化に富んだ室内空間の構成に転換しています。
室内は、木の床と天井で空間を上下から挟みこみ、重厚に立ち上がる石壁が室空間を支え、方角を厳選した開口部が森林の涼しげな空気感を室内へ運んでくれます。敷地の特性を生かし、軽井沢の緑豊かな景観の中で、存在感を示しつつ自然と共存する建築です。