Q:設計監理料について

Q:設計監理料について

まだまだ一般的に設計監理料への理解が得られていないと感じます。
ハウスメーカー等では「設計料¥0」と思われがちですが、はたして無料でしょうか?
もし無料だとしたら、子供の積み木のように考えることなく造られる建物なのでしょう。(辛口でゴメンナサイ)
日々積上げた専門的な知識を注ぎ込み、高額な建設費の責任を背負う仕事を、無料で行う人が居るのでしょうか?
設計監理料については国土交通省告示15号にて明示されていますが、残念ながら現実的な金額ではありません。
告示15号の記載内容では、設計監理料が高額になりすぎてしまい、民間での採用は困難です。但し、その額に匹敵する仕事内容である事は間違いありません。
一般的に扱われている設計事務所の設計監理料とすると、「工事金額の10%程度」と言われています。
2500万円の建物ならば、250万円の設計監理料が発生するということです。
さて、これを「高い」と思われるか「安い」と思われるか。
まず「安い」と思われる方は少ないと思います。車一台買える額ですから。
では「高い」のかどうか。それは『設計士が設計監理料に見合った仕事をするか否か』だと思います。
図面を使い回したり、数回しか現場へ足を運ばなかったり、創意工夫が施されていないような仕事だったり、手を抜けば抜きたい放題の仕事でもあります。仕事ですから採算を無視した事は出来ませんが、この仕事に誇りを持ち、多少足が出ても「良い建物にして喜んで頂きたい!」という気持ちがあれば、自然と報酬額以上の労力を注ぎ込むことになります。それでも納得できる建物になり、喜んでもらえれば、報酬額以上の苦労は報われます。
私の場合、住宅1軒に費やす時間は約1000時間です。時給換算して頂ければ、高いか安いかお解りになると思います。
しっかりした設計監理を行えば、建設費以上の価値のある建物とすることをお約束します。