Step09:竣工引渡し

Step09:竣工引渡し

工事が無事に完了するまで、監理者として建築主と現場の橋渡しを行います。
工事完了時には、施工会社より建物の引渡しとなります。この時点より建物は建築主の所有物となります。
引渡しの際には、建設会社からの多くの書類と共に、当設計事務所からは
・竣工図(工事中に生じた変更を訂正した図面)
・監理記録(全監理記録、施工写真)
を建築主へお渡しします。
建物は車のような工場製品ではなく現場作成の一品モノですので、生活を始めてからの調整作業が生じやすいです。
竣工図は、建物のメンテナンス、将来の増改築等の際に必要となります。
引渡し後も建築主とは長いお付き合いで、施工会社と共に建物の面倒を見ていきます。

私の設計する建物は、全て一生のお付き合いのつもりで設計しています。
正直、建物の引渡しは「仕事の完了の喜びの時」であると共に「とても淋しい時」でもあります。
精魂込めて建てた建物へ監理者の間は自由に出入りできますが、引き渡した後は建築主の所有物となって自由に出入りは出来なくなります。
子離れできない親の気持ちというのでしょうか?
そのぐらい仕事の枠を超えた感情を注いでいます。
時々、近くに行った際には遠目に灯りのついた建物を見てニヤリとしたりします。